神戸大学海事博物館 2024年度企画展(神戸大学海事博物館20周年記念)
「神戸からの船出 〜近代日本・貨客船の光彩〜」の開催について
Last Update 2024.06.27
企画展趣旨
現在、私たちが遠方に旅をする交通手段はおもに鉄道や飛行機であり、船は国際・国内物流でさまざまな貨物を運ぶ、輸送手段の役割を果たしています。けれども太平洋戦争以前は、船(貨客船)が荷物も人も運ぶ、唯一無二の方法でした。
貨客船は文字どおり、貨物と旅客を同時に運ぶ船のことです。19世紀半ばに大西洋で定期船の運航が始まって世界的に貨客船が発達すると、ビジネスや移民、留学といった事情で遠距離を移動する人びとが増え、やがて、人員をより多く輸送する客船タイプの船が登場します。世界中で船による定期航路が開設された20世紀前半は、貨客船の時代とも呼ばれ、各国が立派な設備をもつ船の建造と就航に力をそそぎました。
神戸大学海事博物館の位置する神戸港(現在の阪神港・神戸区)は、かつては南米航路をはじめ、太平洋・欧州といった大半の外国航路の出発港、ないしは重要な経由地になっており、国際貿易港として日本の主要な玄関口に位置づけられていました。今回は戦前における華やかなりし船の時代を取り上げます。
開催概要
〇会 期:2024.7.19(金)〜2025.5.16(金)
〇開館日時:毎週月・水・金曜日、13時30分〜16時00分
※祝日および以下の期間は休館となります。
8/ 3(土)〜8/18(日)、12/21(土)〜1/14(火)
〇会 場:神戸大学海事博物館
(深江地区キャンパスマップ[No.16])
〇料 金:無料
関連事業
〇市民セミナー(海事科学研究科公開講座)
開催日:2024年11月30日(土)午後 開催予定
対 象:高校生以上の一般市民
〇夏休みこども体験教室 「タオルアニマルを作ろう」
開催日:2024年7月29日(月)、8月2日(金) 各日とも14時〜15時
参加費:子ども1人200円
対 象:小学生(3〜6年生)と保護者 10組20名
持ち物:作品(タオルアニマル)を持ち帰る用の袋、筆記用具
講 師:上杉恵美(明海大学教授)、菊地真(神戸大学海事博物館学芸員)
申 込:事前申込(6/24(月)〜7/17(水)17時まで受付)が必要です。
詳細については、海事博物館ホームページ をご覧ください。
〇ロープワーク教室「自由自在なロープの技」
開催日:2024年7月22日(月)、24日(水)、26日(金)、
31日(水)、8月19日(月)、21日(水)、23日(金)
申 込:事前申し込みは不要です。開館時間内に随時受付いたします。
所要時間は30分程度です。
【お問合せ】
神戸大学海事博物館
電 話:078-431-3564
開館日:毎週月・水・金曜日、13時30分〜16時00分
ただし、祝日、および8/ 3(土)〜8/18(日)、
12/21(土)〜1/14(火)は休館日となります。
メール:siryokanアットmaritime.kobe-u.ac.jp