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お知らせ

本田悠介准教授がマイケル・ロッジ国際海底機構事務局長と討論を行いました

Last Update 2024.03.05


2月21日、国際海底機構(ISA)のマイケル・ロッジ事務局長およびマリー・ブーレル=マッキノン戦略企画室長の一行が本学を訪問し、本田悠介准教授と2023年6月に採択された国家管轄権外区域の海洋生物多様性の保全と持続可能な利用に関する新しい条約(BBNJ協定)と国際海底機構との相互作用について討論を行いました。

討論では、BBNJ協定において重要な要素である、能力構築および海洋技術移転に関する規定の実施において国際海底機構のこれまでのノウハウを活かすことの重要性のほか、国連海洋法条約の下における国際海底機構のマンデート上の制約を認識しつつも、深海底鉱区に対して国際海底機構が有する責任の観点から、BBNJ協定における海洋遺伝資源や海洋保護区、環境影響評価に関して積極的に関与することの必要性や、実務上の観点から、どのように既存の制度との重複を避けるべきかなど法政策的な論点について議論が行われました。


写真20240221

左から、石原主査(外務省)、ブーレル=マッキノン戦略企画室長、
本田准教授、ロッジ事務局長、西本教授(東北大学)