練習船「海神丸」の乗船見学会（全学教職員対象）を行いました

Last Update 2023.12.04

2023年11月27日に、海神丸での航海を実際に体験して設備や機能を知ってもらい、学内での教育、研究、業務研修等に海神丸を活用してもらうため、全学教職員を対象に海神丸乗船見学会を行いました。当初は11月27日、28日と乗船見学会を実施予定でしたが、28日は天候が強風となることが予想されたため、運航を中止し係留による見学会に変更しました。

27日の乗船見学会では、冒頭で、藤本昌志船長、尾崎高司機関長から参加者へ挨拶があり、続いて廣野康平准教授より船内の案内、ライフジャケットの使用方法や点呼確認等安全面に対する注意事項について説明がありました。

参加者は、操舵室、機関室、学生居室等の見学や、船上から見える工場や施設、停泊している船、海から見る神戸・三宮の景観について説明を受け、普段は見ることができない海からの神戸の景色を楽しみました。また、走行中に錨をあげる作業や、船を港につける綱取りの作業など普段目にすることがない作業を熱心に観察しました。

海洋底探査センターの松野哲男准教授からは、マルチナロービームやサブボトムプロファイラーによる断層観測について測定データをもとに説明があり、参加者からは測定可能距離や、周波数などについての質問があり熱心にメモを取る様子もうかがえました。

見学会では、海神丸の学内、学外利用についての質問も寄せられ、今後海神丸の利用が増えることが期待されます。今後も機会があれば、見学会など行う予定です。

船上で説明を受ける参加者

操舵室

海洋底探査について説明を受ける参加者

綱取り作業