国際海事研究センター国際海事政策科学研究部門の中田達也准教授が国際海底機構(International Seabed Authority、以下 ISA)の研修生をKOBEC(海洋底探査センター)と共に受け入れ、講義ならびに海神丸見学会を実施しました
Last Update 2023.07.26
7月18日、タイ王国、カメルーン共和国、チリ共和国、フィリピン共和国、バングラデシュ人民共和国の5カ国から5名の研修生を受け入れ、海底調査関連および国連海洋法条約に規定される深海底の最新の法的論点についての座学と海神丸の見学会を開催しました。
平山副研究科長が冒頭に挨拶を行いました。本事業は、ISAとの鉱区契約者(contractor)である独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)委託の下、一般財団法人国際資源開発研修センター(JMEC)が主催し、実施されました。本事業は、ISAの下、下記の法的根拠によって行われる国際事業です。すなわち、国連海洋法条約第11部(133-191条)に規定される深海底活動を行う企業や国などの契約者に対し、開発途上国に技術移転を促しおよび要請し(国連海洋法条約144条、273条および274条)、また、同条約148条に基づき、深海底における活動の機会の拡大を確保するための仕組みを策定および実施する義務があるという諸規定を根拠とする正に国際法の分野です。
冒頭の挨拶をする平山副研究科長
海底調査関連および国連海洋法条約に規定される
深海底の最新の法的論点についての講義
海神丸見学会