神戸大学海事博物館 2023年度企画展「近代日本 船のあゆみ 〜多種多様な船とその役割〜」
Last Update 2023.06.27
【展示概要】
物を運ぶ物流には、鉄道やトラックなどに代表される陸上輸送、航空機による航空輸送、そして船により展開される海上輸送(海運)があります。
果物や食肉、大豆や小麦、綿花や羊毛、木材、鉄鉱石や石炭、さらには原油や石油ガス、天然ガスなどは、四方を海に囲まれ、資源に乏しい我が国において、私たちの豊かで文化的な生活には欠かせない物資です。これらの多くが、海を通じて運ばれていることをご存じでしょうか。海外から様々なものを輸入し、また、輸出することで日本の経済は成り立っているといっても過言ではありません。これら輸出入貨物の99.5%を外航海運が担っています。また、島国であることを活かし、石油製品やセメント、鉄鋼材や製造工業品、化学薬品などの産業資機材を中心に、国内貨物輸送の約4割を内航海運が支えています。このように海運は、“海”という世界に通じる無限の道を利用した日本の基幹産業なのです。
現在活躍する船(商船)は実に様々なタイプに分かれ、地球規模で日々の輸送を担っています。今回は日本の海運で活躍する“船”に焦点を当て、近代以後に発展してきた日本の商船の多種多様な姿とその役割を、模型や写真をはじめとした資料によりご紹介します。
【展示構成】
- 日本の海運の現況/日本の船の歩み/さまざまな船/船にまつわる品々
- おもな展示資料:船舶模型(ばら積み船、LNG船、自動車船など)、現在および未来の各種船舶(写真)、進水式絵葉書、花毛布、制服、船員手帳
開催概要
〇会 期:2023.7.21(金)〜2024.5.31(金)
〇開館日時:毎週月・水・金曜日、13時30分〜16時00分
※祝日および以下の期間は休館となります。
8/ 5(土)〜8/20(日)、12/23(土)〜1/14(日)
〇会 場:神戸大学海事博物館
(深江地区キャンパスマップ[No.16])
〇料 金:無料
〇関連行事:参加無料、要事前申込。セミナーは一般向けです。
- 市民セミナー(海事科学研究科公開講座):
11月25日(土)13:00〜16:30(深江キャンパス梅木ホール)
- 夏休み体験教室
「船のしごと:ロープワーク」7月26日(水)・28日(金)13:30〜,15:00〜 計2回
「船のおもてなし:花毛布・タオルアニマル」8月4日(金)14:00〜15:00
【お問合せ】
神戸大学海事博物館
電 話:078-431-3564
(月・水・金の13:30〜16:00、祝日を除く)
担 当:菊池