神戸大学海事博物館巡回展「和船の活躍した時代」を開催します
Last Update 2019.11.14
神戸大学海事博物館の巡回展「和船の活躍した時代」を、六甲台キャンパスにて開催いたします。
陸路の物流がまだ発展途上であった江戸時代中期から明治時代の中頃にかけて、物資の大量輸送は廻船による海路が中心でした。とくに日本海、瀬戸内海を経由する西廻り航路は、風待ちや荒天を避けることができる天然の良港に恵まれていたことから、大阪の繁栄とも相まって大いに発展しました。この海路で活躍した船が、いわゆる北前船(きたまえぶね)とよばれる廻船です。
海事博物館所蔵の和船資料の一部は、この北前船に関する日本遺産『荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜』に登録されています。今回は、現代海運の礎ともいえる近世の廻船物流について、海路が賑わいを見せた往事を振り返ります。みなさまのご来場をお待ちしております。
開催概要