海洋安全システム科学コースの博士前期課程1年生が欧州サマースクールに参加しました
Last Update 2017.09.08
「放射線化学と核技術(低レベル放射能)」と題するこの欧州サマースクールは、8月21日から25日にかけてストラスブール大学がドイツのカールスルーエ研究所と共同して開催したものです。
海洋安全システム科学コースの博士前期課程1年生の3人は、フランスやロシア、オーストラリア、ケニア、エジプト、インド、イランといった世界各国の大学院生らとともに、講義をみっちりと受講しました。海外の院生が先生の講義を制止するほどの勢いで質問を発していたのがとても新鮮だったとのことです。そして、イオンビームが溶液に付与するエネルギーの計測(フリッケ線量計)や放射線と物質との相互作用をシミュレートするモンテカルロシミュレーションコードの利用、Sr-90の放射能及び質量分析等の実践的課題に取り組みました。グループ内での討議を行うとともに研究結果の発表会も行われました。参加者はストラスブール大学のみならず、ストラスブール市と市長からも歓迎のセレモニーに招待されました。修了者には修了証書が送られました。
ストラスブール大学と神戸大学は学術交流協定を結んでいます。博士後期課程の院生による研究を基本にした交流は本格的に始動していますが、今後は、博士前期課程や学部学生のレベルでの交流が期待されています。
サマースクールのサイト
参加者の集合写真
ストラスブール市の歓迎式典
修了証書