平成28年度公開講座「災害に強い社会を考える」報告
Last Update 2016.08.18
8月3日(水)、神戸大学大学院海事科学研究科において、平成28年度公開講座「災害に強い社会を考える」が開催されました。今年度のテーマは「災害に強い社会を考える」であり、熱のこもった3つの講演が行われました。
【講座の内容等】
当日の神戸は晴天で絶好の航海日和となりました。10代から70代までの幅広い年代層から31名参加されましたが、初めて参加した方が77%をしめました。アンケートでは「かなり満足した」、「満足した」と回答した人が8割を越え、受講者の皆様には有意義な時間を過ごして頂けたことと思います。
午前の部
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「災害と弱者」 岡田順子准教授(男女共同参画推進室副室長)
中原朝子助教(男女共同参画推進室) |
国連開発計画(UNDP)の報告書に基づいて災害と弱者、特に女性についてどのような問題があるか、対策にあたってどのようなことを考慮する必要があるかを確認した後、グループに分かれて実際の避難所運営について検討しました。 |
午後の部
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「津波と海洋環境」 林 美鶴准教授
津波による、大阪湾の海洋環境(これに関連する産業などを含む)、並びに海上輸送(港湾・船舶など)への影響についてのお話の後、甲板に出て海をみながら実際に津波が起こったときの状況について説明を受けました。 |
「原発事故後の小児甲状腺がんの多発」 山内知也教授
小児甲状腺がんの多発が問題になってもそれが直ちに認められないのはどうしてか、どのような論理でもって多発が否定されてきた(されている)のか、疫学的基礎、統計学などを駆使して説明がされました。 |
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退船訓練でライフジャケットの説明を聞く受講生 |
(広報・社会交流推進委員会)