大連海事大学の副学長・学生らが来訪しました(5月16日)
Last Update 2016.05.18
平成28(2016)年5月16日、中華人民共和国大連市にある大連海事大学(Dalian Maritime University(中国語) )から副学長をはじめとする教職員と学部学生が深江キャンパスに来訪しました。同大学は1909年に上海高等実業学堂に設置された船政科を創基とする海洋運輸分野を専門とする総合大学です。海事科学部・研究科は、前身の神戸商船大学の時代に同大学と学術交流協定を締結し、交換留学生の受け入れや教員の相互訪問、大連海事大学の100周年記念式典への参加など緊密な連携関係を築いてきています。
今回の来訪は、同大学の大型練習船 育 鲲(YUKUN)(約6,000 Gross Ton)による4年生を対象とした船舶実習の途次、神戸に寄港したことにより実現しました。学術交流協定に基づく交流行事を5月12日に企画していましたが、悪天候のために航海計画が変更となり、5月16日の短時間での来訪となりました。
Xinxiang Pan副学長、Rongxuan Zhang航海学院副学院長、Pengjie Bi機関工程学院副学院長ら12名の教職員と懇談をしました。本学部・研究科からは研究科長 内田 誠教授、副研究科長(教員担当) 阿部 晃久教授、研究科長補佐(研究企画担当)平山 勝敏教授、国際交流委員会委員長 段 智久教授が出席し、これまでの交流について振り返り、現在の双方の大学の状況、海技者養成や海技者(船舶職員)など海事社会の現状と将来像について意見交換をしました。
また、練習船育鲲で実習中の航海系および機関系の学部学生41名は約20名の2グループに分かれ、古莊 雅生教授および博士課程に在学中の同大学卒業生らの引率によって、船舶操船シミュレータ(村井 康二准教授)、附属練習船深江丸(船長 矢野吉治教授)の機関室や航海船橋を見学しました。航海系の学生は操船シミュレータや深江丸の航海船橋に、機関系の学生は機関室に興味を示していました。また、プロの船乗りが撮った写真の常設展示も見学し、同大学にも常設展示されている写真と比べて興味深い様子でした。
約1時間余りと短い滞在・交流となりましたが、今後も緊密な交流を行うことを約束して、来訪者一行は、夕刻の出航に備えて新港第2突堤停泊中の本船に帰船しました。
参 考
・大連海事大学副学長が神戸大学を訪問しました(2011年12月22日)
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教職員懇談会 |
キャンパス散策 |
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附属練習船深江丸の船橋見学 |
船舶操船シミュレータの見学 |
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来訪学生とのグループフォト |
来訪教職員とのグループフォト |