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お知らせ

小林英一教授の最終講義が行われました

Last Update 2016.04.01


小林英一教授の最終講義が3月16日に神戸大学深江キャンパス海事科学研究科の梅木Yホールにおいて行われました。最終講義には小林教授の教えを受けた国内外の卒業修了生に加えて、業界関係者の方にも多数ご来場頂きました。船舶の操縦運動制御研究とその実務応用 −津波減災へ・安全航行へ−と題して、現在に至るまでの教育研究を振り返り、企業人と大学人という両方の経験にもとづき、教職員と在籍学生に向けて思いの詰まったメッセージが伝えられました。

90分という限られた時間でしたが、研究の原点である大阪大学での操船シミュレータの開発から始まり、初めての海外発表、企業時代の研究スタイル、大学への異動と津波減災に関する研究成果、そして退職後の研究として、操船シミュレータを用いた津波来襲時の避難操船に係る海技者訓練について熱く語られました。また、これまでの研究人世において幾多の研究に取り組まれましたが、いずれの研究も根底部分での繋がりを感じずにはいられないと言われたことが印象的でした。しっかりとした研究基礎があれば対象は異なれども応用が可能であるという意味と理解しました。講義終了後の質疑応答では、教員をはじめ学生からの質問に対して、気さくながらもしっかりとした言葉で応じられていました。最終講義も講義の一環であることを逆手にとって、聴講者に質問をされたことは小林先生らしい試みでした。

最終講義の後に梅木ホールのエントランスにおいて退職祝賀会が行われ、小田副学長からの労いの言葉や卒業生から花束と記念品が贈られて、盛況のうちに幕を下ろしました。


最終講義をされる小林英一教授 退職祝賀会での記念撮影
最終講義をされる小林英一教授 退職祝賀会での記念撮影