留学生のための日本文化体験研修行事を実施しました
Last Update 2016.02.24
2016年2月19日(金)、海事科学研究科・学部に在籍している留学生を対象に、日本文化を体験する研修行事として『英語落語会』を実施しました。落語家 ダイアン吉日さんをお招きし、落語文化を解説するワークショップと、古典落語をアレンジされたオリジナルの英語落語を披露いただきました。
ダイアン吉日さんは、バックパッカーとして世界を巡る中で1990年に来日されました。1996年に故桂 枝雀さんの落語会をお手伝いされた際、落語の世界に魅了され、落語を学び始められました。1998年に初舞台を踏まれて以降、日本国内だけでなく、世界各地で英語による落語とその文化を紹介する活動もされており、そのような国際的な活動が高く評価され、2013年には第9回中曽根康弘賞(公益社団法人世界平和研究所)を受賞されています。
本研究科でのワークショップでは、落語とはどういったものか、どういったことが表現可能なのかをわかりやすく英語で説明いただきました。ダイアン吉日さんが感銘を受けた「イマジネーションを観客に喚起して物語を紡いでいく」手法として、目線を変えることで複数の人物を演じ分ける、お酒を注いでもらって飲み干す、お弁当をひらいて食べていくなど、表情と声色、そして音で表現できることを実際に演じながら説明していただきました。説明の後には、参加した留学生が順番に演じてみせるなどして、会場では温かい笑いと拍手が沸いていました。
英語落語会の後の集合写真
(中央:落語家 ダイアン吉日さん)