国立高雄海洋海技大学の教員・学生が来訪しました（9月8〜9日）

Last Update 2015.09.29

平成27年9月8〜9日の2日間、国立高雄海洋科技大学（National Kaohsiung Marine University）の大学院生・教員らが来訪し、研究交流プログラムを実施しました。今年7月3日には同大学の管理学院（College of Management）に所属する教員・学生の訪問を受けましたが、今回は海洋エンジニアリング学院（College of Ocean Engineering）に所属する洪 文玲(Wen-Ling Hong)教授および王 治平(Jr-Ping Wang)教授が、同学院の大学院生2名と海事学院（College of Maritime Affairs）の大学院生1名をともなって来訪されました。

初日(9月8日)には、マリンエンジニアリングに関する合同研究発表会（Joint Research Presentation on Marine Engineering）を実施しました。講演会は午前10時から午後3時過ぎまで、途中で休憩をはさみながら両大学の合計8名の大学院生が登壇して講演を行いました。自分自身で実施している研究の概要や成果を紹介し、質疑応答することでお互いの研究内容に対する理解を深めました。来訪した大学院生からは「Energy Saving for Air Conditioning - Application on High Buildings and Beyond（空気調整における省エネルギー −高層建築物等での適用）」、「An Embedding Approach for a Traveling Wave Train over Bar/Step-Type Beach Profile（バー／ステップ型の海岸形状における進行波列についての拡張研究法）」、「A Study on Transformer Characteristics Analysis for Marine Vessels Connected to Shore Power（陸電に接続された船舶の送電特性に関する解析研究）」の研究紹介をしました。本研究科からは船舶工学研究室（指導：西尾　茂教授）、エネルギー流体科学研究室（指導：宋　明良教授）、流体力学研究室（指導：勝井 辰博准教授）、電気工学研究室[計測制御分野]（指導：山本 茂広准教授）および電気工学研究室[パワーエレクトロニクス分野]（指導：三島智和准教授）の大学院生らが研究紹介を行いました。また、講演会ではHong教授から「Cultivating Next Generation Marine Technology Engineers（次世代の海洋技術者の育成）」のタイトルで基調講演を頂きました。

二日目(9月9日)は、研究についてさらに詳しく意見交換することを目的に、深江キャンパスの研究室ツアーを実施しました。来訪大学院生の一人が電気工学分野を専門にしていたため、山本准教授と三島准教授の研究室を順番に訪問しました。研究室の実験装置や設備、研究の進め方などについて説明をし、前日の合同研究発表会で紹介があったテーマ以外についても紹介するなどして、意見交換をしました。

今回の研究交流プログラム実施を契機に、今後両部局の間で研究を中心として相互交流が盛んになっていくことが期待されます。

研究発表講演会	研究交流プログラム参加者