平成27年度公開講座「社会の基盤を支える海上輸送」報告
Last Update 2015.08.06
8月1日(土)、神戸大学大学院海事科学研究科において、平成27年度海事科学研究科公開講座「社会の基盤を支える海上輸送」が開催されました。今年度のテーマは「社会の基盤を支える海上輸送」であり、約3時間にわたって、熱のこもった3つの講演が行われました。
一つ目の講演の「社会を支える国際海上輸送」(小林英一教授)では、我々が普段使っている身の回りのものやエネルギーがいかに海外からの資源に依存しているかが紹介され、後半ではそれらの資源を運ぶ海上輸送の方法について詳しい解説が行われました。二つ目の講演「新しい時代の海上輸送技術」(笹健児准教授)では、安全性、環境保持、経済効率という輸送の三原則が紹介され、海上輸送の新時代に求められる運航管理の技術が実例に基づいて解説されました。三つ目の講演「海上輸送船舶の安全安心への取り組み」(橋本博公准教授)では、海上における船舶の安全性確保に関する取り組みや国際条約の役割が紹介され、講演の中では国際海事機関での会議に出席された際の興味深い体験談も披露されました。
当日の神戸は気温があいにく35度を超える猛暑日となりましたが、10代から80代までの幅広い年代層から43名もの受講がありました。いずれの講演に対しても時間を超過するほど熱心な質問が数多くあり、受講者の皆様には有意義な時間を過ごして頂けたことと思います。
(広報・社会交流推進委員会)
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開講挨拶 小林英一教授 |
第一講演「社会を支える国際海上輸送」 小林英一教授 |
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第二講演「新しい時代の海上輸送技術」 笹健児准教授 |
講演「海上輸送船舶の安全安心への取り組み」 橋本博公准教授 |