春季研究航海を行います
Last Update 2012.03.08
海事科学研究科附属練習船深江丸は、有効利用の観点から、例年春と夏に1週間程度の研究を目的とした航海を実施してまいりました。
今年の春季研究航海は、昨年10月に
神戸大学と東北大学との間で災害科学分野における包括協定が締結されたこと
を受け、海域と日程を変更し、仙台塩釜港を目的地とすることにいたしました。
この機会に対象を全学に広げ、種々の実験、通過海域における計測・調査等、及び仙台滞在中は体験航海、連携事業等を行います。
【航海の日程】
3月13日
11:00
深江出港
往航:研究実施
3月15日
仙台塩釜港入港
仙台地区にて連携事業等実施
3月19日
仙台塩釜港出港
復航:研究実施
3月22日
9:30
深江帰港
【行動海域】
大阪湾〜紀伊水道〜潮岬沖〜本州南岸〜本州東岸〜福島沖〜仙台 の往復
【研究テーマ一覧】
研究室・チーム名 | 代表教員 | 研究テーマ |
深江丸 | 矢野吉治 | 小中学生対象・練習船体験航海 |
東北復興ボランティアチーム | 林 美鶴 | 宮城県七ヶ浜町でのボランティア活動 |
神戸大学農学部昆虫科学研究室・NPOこどもとむしの会 | 竹田真木生(農学研究科生命機能科学専攻) | ・被災地の小学校図書館の再建(図書の寄贈1400冊) ・移動昆虫館による被災小学生の慰問 ・海上におけるブアックライトによる海上飛翔中の昆虫の夜間採集 |
小田研究室 | 小田啓二 | 洋上放射線の測定 |
深江丸(無線部他) | 若林伸和 | 大規模災害時、練習船にできること(支援活動の検討とその検証) |
船長研究室 | 矢野吉治 | ・災害支援船としての活動の検証と検討 ・被災地域の港湾・護岸、船舶の動静と支援活動調査 ・南海・東南海地震発生時の支援活動調査 ・経年変化に伴う深江丸の速力−出力に係るデータ収集 他 |
機関長研究室 | 前田保長 | 深江丸の機関室の経年的、性能変化に関する調査 他 |
海洋・気象研究室 | 林 美鶴 | 温室効果ガスの測定 |
塩谷研究室 | 塩谷茂明 | 気象・海象の影響下の深江丸の船体運動に関する研究 |
画像処理研究室 | 田中直樹 | 画像処理を用いた航海情報処理に関する調査研究 |
海事安全システム学研究室 | 小林英一 | 波浪中の深江丸運航性能の解析 |
タマヤ計測システム株式会社 | 袴田倫人 | ・外洋航海で必要な支援機材開発に向けた見張り作業の調査・研究 ・偏角差補正の有効性を調査するための、六分儀とGPS観測データの採取 |
【問合せ】
海事科学研究科企画係