EU Institute in Japan, Kansai, International Lectures EUIJ関西国際講演会
暮らしの中の放射線
− その発見から最新のがん治療まで −
Last Update 2010.10.13
日時 : 2010年12月4日(土) 13:00 − 17:00 (受付開始 : 12:30)
会場 : 神戸大学 深江キャンパス (総合学術交流棟 1F コンファレンスホール)
ポスター(1.35MB)
仏語版ポスター(0.84MB)
十九世紀末に成し遂げられた放射線の発見は、それまでの古典的な物質観を根底からくつがえし、二〇世紀に開花する現代物理学と技術革新を生み出す契機になりましたが、その一方で、それは広島と長崎の悲劇を生んだ核兵器開発につながる第一歩にもなりました。放射線自体をとっても、その功罪の両側面をいつも一緒に議論するのが常です。近年、高い精度で制御された放射線である重粒子線によるがん治療が行われるようになり、優れた成果が達成されています。EUIJ 関西が主催するこの国際講演会では、放射線発見の歴史と、放射線が物質に与える影響についての最新の科学、重粒子線を発生させる加速器の科学とそれを用いたがん治療における最新の成果が学べます。
ストラスブール大学の教授による講演はフランス語で行われます(日本語への同時通訳があります)。同大学にはフランシウムを発見したペレーが開設した研究所があり、彼女はキュリー夫人の最初の学生でした。果たしてフランスではどんな授業が行われているのでしょうか。英語以外の言語で科学を聴く絶好の機会です。また、フランスを、EUを知る第一歩にして下さい。多くの皆さんの参加を呼びかけます。
開会挨拶 (13:00 − )
久保 広正 (EUIJ 関西代表、神戸大学大学院経済学研究科教授)
講演 1 「放射線の発見とそのインパクト」 (13:10 − 14:10)
レミ・バリオン (ストラスブール大学教授)
講演 2 「放射線と物質の科学」 (14:20 − 15:20)
ジョンマック・ユング (ストラスブール大学教授)
講演 3 「重粒子線がん治療の成果」 (15:30 − 16:30)
安田  仲宏 (放射線医学総合研究所主任研究員)
閉会挨拶(17:00 − )
小田 啓二 (神戸大学大学院海事科学研究科長)
参加費 : 無料
定員 : 90名/学生・院生・一般
申し込み方法 : お名前(フリガナ)、ご所属、ご連絡先(E-mail等)をそえて、メールにて、EUIJ 関西事務局奥野
(E-mail : euij-k@org.kobe-u.ac.jp )宛に、2010年11月26日(金)までにご連絡ください。
主催 : EU Institute in Japan, Kansai (EUIJ 関西: http://euij-kansai.jp/index )
共催 : 神戸大学大学院海事科学研究科
講演内容についての問い合せ先 :
神戸大学大学院海事科学研究科教授 山内知也(
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