公開講座 「龍馬の時代の機関学、航海学」 実施報告
Last Update 2010.08.04
2010年7月31日(土)から8月3日(火)の期間、附属練習船深江丸を利用した公開講座を実施しました。参加者32名全員が深江丸の船室に宿泊し、初日(7月31日)は深江キャンパスの港で岸壁泊、翌日瀬戸内へ向けて出港、坂出港沖に錨泊、いろは丸沈没地点の海域を見学して高松港に寄港し、最終日(8月3日)に深江キャンパスに戻ってきました。
今回の公開講座のテーマは「龍馬の時代の機関学、航海学」であり、坂本龍馬が活躍した幕末の時代背景、その当時の船の機関や航海術から最新の航海術や航海システムに関する船上講義を実施しました。また航海中には、機関室や船橋において船舶職員の職務を体験する当直を実施しました。参加者のみなさんから「またこのような機会があれば是非とも参加したい」との感想をいただき、無事公開講座を終了しました。なお、船上で実施した講義は下記の通りです。
「龍馬が見た幕末 ―黒船来航からいろは丸事件まで―」 田口 由香 (大島商船高等専門学校)
「船長四方山話」 矢野 吉治 (神戸大学、深江丸船長)
「航海術の変遷 〜幕末から現在まで〜」 世良 亘 (神戸大学)
「最新の航海システム」 若林 伸和 (神戸大学、深江丸通信長)
「蒸気船の心臓 ―黒船から近代船まで―」 井川 博雅 (神戸大学)
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講義風景 |
備讃瀬戸見学 |