舶用工業説明会を開催しました(5月29日)
Last Update 2008.05.30
2008年5月29日、深江キャンパスにおいて舶用工業説明会を開催しました。この説明会は、船舶用機器及びその他船舶に関連する工業製品ならびにメーカーの現状と将来展望を、学生の皆さんに広く知ってもらう目的で企画されました。説明会は二部構成で、シンポジウム(13:30〜15:00 於 総合学術交流棟コンファレンスホール)を開催した後、会社説明会(15:00〜18:00 於 体育館アリーナ)を実施しました。
シンポジウムでは、まず、社団法人日本舶用工業会 副会長 石橋 コ憲氏に挨拶いただき、舶用工業界の最近の推移と現状を総括いただきました。引き続いて、日本のみならず世界の舶用工業界をリードする四企業の方からご講演をいただきました。ダイハツディーゼル(株) 代表取締役社長 石橋 コ憲氏は、原動機の活躍の場として、舶用・陸用、推進・発電・補機駆動などわかりやすく説明されると共に、各種診断システム,ガスエンジンなど新技術への展開について紹介されました。ナカシマプロペラ(株) 代表取締役社長 中島 基善氏は、世界の造船業界における日本の位置づけを説明され、技術力の高さが世界から信頼されることに結びついているとの紹介がありました。(株)シンコー 取締役社長 筒井 幹治氏は、会社独自の力で製品を開発したことが現在の礎になっていることを説明され、バイオマス発電を将来の重要技術として考えているとの紹介がありました。ヤンマー(株) 執行役員 井原 浩氏からは、船舶の原動機についての現状と各種船舶において利用されている製品ならびに世界各地域における製品群のシェアについての説明をいただきました。
会社説明会では、体育館のアリーナに参加企業35社のブースを設け、学生は自由にブースをまわって説明を受ける形式をとりました。説明会に参加した学生からは、「これまで知らなかった舶用工業の現状について知ることができて有益だった」との感想などが寄せられています。なお、シンポジウム・会社説明会に参加した学生は130名、教員・その他は16名でした。