平成24年度海事科学研究科公開講座 (第6回海事博物館市民セミナー)
「船の推力発展史 −人力・風力から未来へ−」 募集要項
人類は水面を自由に渡るために、木船の手漕ぎに始まり、帆による風力利用など様々な工夫をしてきました。やがて蒸気機関の発明によって、効率よく大海原を航海することも可能になりました。海事博物館は、江戸・明治期の和船模型、西洋型帆船、タービン・ボイラの蒸気機関、ディーゼル機関など船舶や動力の模型を数多く所蔵しており、歴史的・技術史的な推力の変遷を解説する企画展を実施しています。本公開講座(セミナー)では、海事博物館の企画展と共催し、各時代の推力について解説する講義を実施します。
回 | 講義日 | 時 間 |
講 義 内 容 | 講 師 |
1 |
2012年 10月 6日 (土) |
13:30 〜 15:00 |
船の推力の始まり−人力から風力へ−
船の推力に機械力が使われているのは最近200年たらずで、長い歴史のほとんどは人力と風力です。この講義では、その原理と発達史について概説します。 |
世良 亘 (神戸大学 海事科学研究科) |
2 |
2012年 10月13日 (土) |
13:30 〜 15:00 |
舶用機関としての蒸気原動機の発達
炭鉱の揚水用として発明された蒸気レシプロ機関が、舶用機関としていかに技術転換し、蒸気タービンへと引き継がれたかについて解説します。 |
杉田 英昭 (神戸大学 名誉教授) |
3 |
2012年 10月20日 (土) |
13:30 〜 15:00 |
内燃機関の発明から船舶の動力源へ
筒内部で火薬を爆発させることから始まった内燃機関は、現代の船舶では欠かせない動力源となっています。その内燃機関の発達史と現代の技術について概説します。 |
段 智久 (神戸大学 海事科学研究科) |
4 |
2012年 11月3日 (土) |
13:30 〜 15:00 |
超伝導技術を応用した近未来船
超伝導技術を応用した電磁推進船、電気推進船などの近未来船が注目されています。これらの開発の経緯と将来像について解説します。 |
武田 実 (神戸大学 海事科学研究科) |
5 |
2012年 11月17日 (土) |
13:30 〜 15:00 |
プロペラ(流体推進器)の不思議
船舶用推進器の変遷および航空機用推進器との比較に触れながら、推力発生の原理と船舶用推進器の不思議な現象を解説します。新しいポッド型推進システムも紹介します。 |
内田 誠 (神戸大学 海事科学研究科) |
開催場所 : | 神戸大学深江キャンパス 総合学術交流棟 1F 梅木Yホール |
開 催 日 : | 2012年10月6日、13日、20日、11月3日、17日 |
時 間 帯 : | 13:30〜15:00(海事博物館は12:00 に開館) |
時 間 数 : | 1.5時間/回×5回 |
受 講 料 : | 無 料 |
対 象 者 : | 高校生以上 |
募集人数 : | 各回100 名(先着順) |
連 絡 先 : | 神戸大学海事科学研究科海事博物館 TEL・FAX : 078-431-3564
不在の場合は、神戸大学海事科学研究科総務係 TEL : 078-431-6200
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募集期間 : | 各講座実施日の3日前(水曜日)まで |
応募方法 : | 申込用紙 に必要事項を記入し、上記連絡先(海事博物館)にFAX あるいは電子メールでお送りください。 |
備 考 : | 応募人数が定員を超過する場合のみ、連絡をいたします。特段の連絡がなければ、当日会場にお越しください。 |
募集要項
申込用紙