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教員紹介

Last Update 2022.11.04

公江   仁一こうえ  じんいち
学位
博士(工学) : 大阪大学
担当科目
総合ゼミ、卒業研究、修士研究
研究内容
気候変動が海洋と湖沼の水環境に及ぼす影響を研究しています。閉鎖性水域では、近年の気候変動により貧酸素化が起こっています。海洋湖沼には、表層流、重力流、内部波等多くの波が生じ、その流れによって物質循環が促されており、海底、湖底の環境問題と密接に関わっています。貧酸素化を改善するために、環境影響評価を行い、圧縮性流体、非圧縮性流体の多くの現象を理解しながら、曝気装置やキャビテーション噴流等を用い、より効果的な手法は何かを理論解析、実験、数値計算法を用いて模索しています。
  • 重力流(密度流)の先端部の構造に関する研究
  • 気候変動が琵琶湖水環境に及ぼす影響に関する研究
  • 衝撃波現象(強い圧縮波を伴う現象)の海事利用に関する研究
学生へのメッセージ
海洋、湖沼環境は人々の生活に影響を与えます。実質的になぜ気候変動が海洋湖沼の水環境に影響を与えるのかを定量的に評価することは重要です。複雑な現象が重なり合ってある現象を引き起こしていることが多々あり、1つずつ細かく細分化することによって事態の解明につながります。何事にも疑問を持って解明する気持ちを持つことは重要で、従来の方法を変えることでイノベーションが起こります。何を行うにあたっても物事に真摯に向き合うことはこれからの財産になると思いますので、一緒に勉強研究しましょう。