藤川  なつこふじかわ  なつこ

学士（経済学） ： 名古屋市立大学  2003年

修士（経済学） ： 名古屋大学  2005年

博士（経済学） ： 名古屋大学  2008年

担当科目

全学共通 ： 現代の経済

学部 ： リスクマネジメント論、リーダーシップ

研究内容

時代の進展とともに、組織は、技術的な合理性を追求し、高度の複雑性を有するようになりましたが、個人や集団がそれに対処できる多様性を持ち合わせなければ、組織事故は繰り返されます。そこで、平時と有事、技術システムと社会システム、組織構造と組織文化、安定性と柔軟性、といった両面の統合的視点から組織のマネジメントを考えることが必要です。

したがって、経営学組織論の視点から組織（個人−集団−組織−組織間関係）の、事故を未然に防止し、危機から復旧するダイナミクスを探究しています。たとえば、原子力発電所や航空管制システム、コンビナートといったハイリスクな組織や組織群を研究対象とし、危険性が高い状況下にも拘らず、高い信頼性を保持する組織の構築に資することを目標とした研究を行っています。

学生へのメッセージ

大学での4年間の学びを通じて、

• 自分なりの問いと答えを導き出し、それを論理的に説明できるようになってほしい。
• 広い視野で、物事を多面的に捉えられるようになってほしい。
• 夢や目標を見つけ、その達成に向けて自分自身と組織をマネジメントできるようになってほしい。