リエカ大学（クロアチア）より、先生お二人が来学されました

Last Update 2018.05.21

2018年5月14日〜18日、本研究科（笹健児准教授）と国際共同研究を実施中のリエカ大学（クロアチア）より、Prof. Tomislav MrakovčićおよびProf. Marko Valvićの両先生が海事科学研究科に来学されました。国際海事研究センター・海事輸送工学部門では平成29年度より第1種研究プロジェクト「2030年の海上輸送に向けた次世代の最適運航システム開発」を実施中ですが、実海域におけるばら積み貨物船での計測データ等をもとに両大学の研究資源を連携させ、国際海上輸送における最適運航（ウェザールーティング）の高度化を目標に、神戸大学にて実施中の気象海象の数値予測、波浪中の船舶性能変化の数値推定、気象海象下におけるルート計算に加え、リエカ大学にて実施中の荒天航海時における内燃機関の熱応答シミュレーション、Machine Learningを活用した環境影響から見た船舶設計、最適運航に関する内容を組み合わせた体制にて今後さらに研究の促進を図ることを確認しました。

5月15日午前、内田誠研究科長、西尾茂副研究科長を表敬訪問し、両大学の今後の国際交流の発展に関して情報交換を行いました。

また同日の午後には海事科学研究科の教職員・学生を対象に両先生の講演会を開催し、貴重な研究成果を披露する機会となったとともに活発な質疑応答が交わされました。

滞在中に附属練習船深江丸の船内見学、学部3年生の「マリンエンジニアリング実験」にて内燃機関の運転実験（段智久教授）も見学され、研究科の教職員とも貴重な交流を深める機会となりました。

【講演会の詳細】